M7コードについて詳しく知りたい。
バリエーションや使い方も知りたい！
7コードとの違いや聞こえ方を自分なりに明確化することが大切。
◆ 基本のもう2パターンとM7コードの展開
こういった私が解説します。
コード【M7】の弾き方をピアノで
- ”ド”がルート音
- 長3度の”ミ”
- 完全5度の”ソ”
- 長7度の”シ”
この4つで構成されるテトラッド（4和音）が、CM7です。
右手左手共に、1, 2, 3, 5もしくは1, 2, 4, 5のやりやすい方で弾きます。
復習しましょう
ルートから半音で5個目（ルート含む）って覚え方がおすすめです。
（短3度もあり、間に2つ、ルートから半音4個目です。）
ルートから半音で8個目（ルート含む）って覚え方がおすすめです。
長7度とは、完全5度から3度且つ、黒鍵盤含め間に3つ音を含むものをいいます。
ルートからだと、7度且つ、半音で12個目（ルート含む）です。
12個目数えるの大変なので、完全5度からの方が分かりやすいですよ。
ルートの半音下の音なので、上から数えるのが1番楽チンです。
（短7度もあり、7度且つ、ルート含めそこから半音で11個目です。）
つまり、
- ルート
- ルートから半音で5つ目
- ルートから半音で8つ目
- ルートから半音で12つ目
この4つで構成されるテトラッド（4和音）であり、
複雑さ、深み、若干の切ない響きを持つものがM7コードです。
M7が長7度を含むコードだから表現されるニュアンスです。
7の1音が半音高くなるだけで、ここまでの違いが…！
基本のもう2パターンとM7コードの展開
もし7コードを弾きづらく感じてしまう場合、一度復習をおすすめします。
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右手は1, 2, 4, 5。左手は5, 3, 2, 1の指を使って弾きます。
もう1つのパターンはこちらです。
右手左手共に1, 2, 3, 5の指を使って弾きます。
その時は、「M7」というくらいなので、長7度だけは省略せず演奏します。
コード部分だけ省略しない！は、テトラッド全てに使えますよ。
次はCM7の展開です。
M7コードの展開
7コードではルート、トニック、サブドミナント、ドミナントを全て7コードに置き換えてご紹介しました。
最初だけ7コードからメジャー7コードに置き換えるだけで、ニュアンスがめちゃくちゃ変化するのを是非体感してください。
メジャー7コード
7コード
左から、このようになります。CM7, Am7, Dm7, G7
T, T, SD, Dです。1度、6度、2度、5度です。
7をMに変えるだけで、ここまでの差が出ます。不安定要素が消え、ボサノバやハウスに使われそうなおしゃれコードに生まれ変わります。
M7はおしゃれさやポジティブさを全面に出したい時に。
表現したいニュアンスの違いで使い分けましょう！
トニック、サブドミナント、ドミナントの基本については、こちらの記事でご紹介しています。
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まとめ
おさらいです。
◆ 基本のもう2パターンと7コードの展開
- CM7は、ド、ミ、ソ、シで構成されている
- 7コードはおしゃれさ、躍動感、押し付けのないポジティブさ、といった特徴
- 長3度を短3度にすればCmM7になる
- 4つ全部弾かないこともある。長7度だけは省略しない
- ニュアンスを覚えれば、7とM7を上手に使い分けることができる
CM7のお話でした。
M7コードの初めの記事ということもあり、特徴を全て記載しています。他のM7コードでもし混乱したら、是非ここに戻ってきましょう。
7とM7の違いを感じ、使い分けできるようになれば、7コードマスターですね！
| CM7 | C#(D♭)M7 | DM7 | E♭M7 |
| EM7 | FM7 | F#(G♭)M7 | GM7 |
| A♭M7 | AM7 | B♭M7 | BM7 |
| Cm | C7 | CM7 | C6 |
| Csus4 | Cadd9 | Caug | C-5 |
| C9 | Cm11 | C13 | Cdim |
| C#（D♭） | D | D#（E♭） | |
| E | F | F#（G♭） | G |
| G#（A♭） | A | A#（B♭） | B |
