ねえ、ピアノってさ、やっぱり子どもの頃から習ってないと無理かな?
楽譜も全然読めないし、どこから始めたらいいのか全然わかんないんだけど…。
実は、ピアノって「いまから始める人」こそ楽しめる楽器なんだよ。
楽譜が読めなくてもいいし、指が動かなくても全然問題ない。
大事なのは、ちょっとずつ“慣れていくこと”だけ。
だからこの記事では、「ピアノをゼロから始めたい初心者」に向けて、
最初にやるべきことを順番にわかりやすく紹介していくね。
続けるコツや、練習のステップも具体的に載せてるから、安心して読み進めてみて!
◆ ピアノを始める前に揃えたいアイテム一覧
◆ 初心者におすすめ!ピアノ練習の進め方【1ヶ月ガイド】
◆ ピアノ練習が楽しく続く!モチベーション維持のコツ
◆ ピアノ初心者のよくある質問まとめ【Q&A形式】
ピアノを始めたいけれど、「何から始めればいいの?」「独学でも本当に弾けるようになるの?」と不安に感じていませんか?
実は、ピアノは道具と少しの時間があれば、誰でもゼロから始められる楽器です。
このページでは、ピアノ初心者の方に向けて、最初に知っておきたいことから、必要な道具、1ヶ月の練習ステップ、挫折しないためのコツまで、順を追って丁寧にご紹介していきます。
楽譜が読めなくても大丈夫。むしろ、「いまから始める」からこそ感じられる音の楽しさがあります。
読み終える頃には、「ピアノ、やってみようかな」と思える自分にきっと出会えるはず。
それでは、最初の一歩を一緒に踏み出してみましょう。
ピアノ初心者が知っておきたい3つの心得
ピアノを始めるとき、上手くなるための「技術」や「練習法」ももちろん大切ですが、まずは心構えを整えておくことで、挫折しにくくなります。
ここでは、ピアノ初心者が最初に知っておくと安心できる3つのポイントをご紹介します。
楽譜が読めなくても大丈夫な理由
「楽譜が読めないからピアノは無理かも…」そう感じる方はとても多いです。
でも実は、楽譜が読めなくても“音を出して楽しむ”ことはすぐにできるんです。
たとえば、YouTubeなどには「ドレミ表記付きの動画」や「鍵盤に番号を貼って弾く」方法など、初心者向けのわかりやすい学び方がたくさんあります。
さらに最近では、アプリや動画教材などで視覚的に学べる手段が豊富に用意されているため、音感や読譜力がなくてもまったく問題ありません。
ポイント:音楽は“目で読む”より“耳と体で感じる”方が楽しい!
まずは「楽しく弾けた!」という感覚を大切にしましょう。
「続けられる人」がやっている習慣とは
ピアノが上達するかどうかは、才能ではなく習慣のつくり方が大きく影響します。
続けている人に共通しているのは、以下のような工夫です:
習慣 | 内容の例 |
---|---|
時間を固定して練習 | 「朝の15分だけ」「夜寝る前に10分だけ」などルール化する |
練習のハードルを下げる | 毎回“通しで1曲”ではなく、片手1フレーズでOKとする |
練習後に達成感を持たせる | 「今日できたこと」を1つ書き出す、録音して自分の演奏を聴く |
「完璧を目指さない」「続けやすさを優先する」これが上達のカギです。
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時間がなくても弾ける練習スタイルのコツ
忙しい日々の中で「今日は練習できなかった…」と落ち込む必要はありません。
大切なのは、1回1回の練習に“音と向き合う時間”を感じられるかどうか。
短時間でも集中できる「マイクロ練習」はおすすめのスタイルです。
時間 | おすすめの練習内容 |
---|---|
3分 | 好きな和音を弾いて響きを感じる |
5分 | 片手だけで1フレーズだけ練習する |
10分 | 前回つまずいた部分をゆっくり弾き直す |
「ピアノ=30分以上やらないと意味がない」と思わなくて大丈夫。
“触れること”に意味があると考えるだけで、気持ちもずっと楽になります。
ピアノを始める前に揃えたいアイテム一覧
ピアノを始めようと思ったら、まず気になるのが「何を用意すればいいの?」という点ではないでしょうか。
実は最初に必要なアイテムは、それほど多くありません。ポイントは“無理なく始められて、後から買い足しもできる”こと。
ここでは、ピアノ初心者がまず揃えておきたい基本のアイテムを、目的別にご紹介します。
初心者におすすめのピアノ・キーボードはこれ!
まずは、「どの楽器を選ぶか」が大きな分かれ道になります。
選択肢としては大きく以下の2つがあります:
種類 | 特徴 | 初心者向けおすすめ度 |
---|---|---|
アコースティックピアノ | 本格的な音・鍵盤のタッチ/調律が必要/価格は高め | △(理想だけどハードル高め) |
電子ピアノ | 音量調整可・ヘッドホン使用可/メンテ不要/比較的手頃 | ◎(現在の主流) |
キーボード | 軽量・コンパクト/鍵盤数が少ないものも/タッチが軽め | ○(手軽に始めたい人向け) |
初心者の方には、88鍵盤・重さのある鍵盤タッチを備えた電子ピアノがおすすめです。
音量も調整できてマンションや夜の練習にも最適。最近は5万円前後でもしっかりしたモデルが手に入ります。
悩んでる人 ピアノって何を基準に選んだらいいの? 種類やメーカーによってどういうところが変わってくるの? Noritoism 予算や住環境さえ許せば、グランドピアノが1番おすすめ。 アコースティックもデ[…]
自宅練習を快適にするためのグッズ5選
ピアノ本体が決まったら、練習環境を整える小物類もそろえておきましょう。
ここでは、あると便利なアイテムを5つに絞ってご紹介します。
アイテム | 理由・メリット |
---|---|
ピアノ用の椅子 | 高さが調整できるものがベスト。姿勢が安定しやすくなる |
ペダル(サステイン) | 電子ピアノには付属していないことも。表現力が広がる |
楽譜スタンド | キーボードにはついていないことも。見やすさが格段にUP |
ヘッドホン | 周囲に配慮しながら練習できる。集中力も高まりやすい |
楽譜ファイル | 練習した楽譜をまとめると、上達の記録にもなって◎ |
無理に全部そろえなくても構いませんが、少しずつ整えていくと練習の質も上がっていきます。
悩んでる人 ピアノに必要な道具ってどんなものがあるの? どうやって選んだらいいのかな。 Noritoism あると便利なものはたくさんあるよ。 自分のピアノライフに合わせて揃えよう! もちろん、アイテ[…]
練習効率が上がる!便利な無料アプリ・教材まとめ
独学で始める場合は、「練習の指針」となるツールがあると安心です。
最近は初心者向けのアプリやYouTubeチャンネルが充実しているので、ぜひ活用してみてください。
ツール名 | 特徴 |
---|---|
Simply Piano(アプリ) | 楽譜が読めなくてもOK。音を感知して演奏をガイドしてくれる |
Flowkey(アプリ・Web対応) | 様々なジャンルの曲に合わせて学習できる。段階別に進行可 |
YouTube(初心者レッスン) | 「片手ずつ」「ドレミ表記付き」など視覚的に学びやすい |
MuseScore(楽譜アプリ) | 無料で使えるデジタル楽譜。PDF保存や印刷も可能 |
こうしたツールを上手に使えば、レッスンに通わなくても、自分のペースで上達できます。
必要なものを「全部最初にそろえなきゃ」と思わなくて大丈夫です。
今の自分に合ったレベル感で始めて、徐々に環境を整えていくことが、何よりも長続きのコツ。
初心者におすすめ!ピアノ練習の進め方【1ヶ月ガイド】
ピアノを始めたばかりの頃は、「どこから練習すればいいの?」「何を目標にすればいいの?」と迷うもの。
この章では、ピアノに初めて触れる人が、1ヶ月で音を出す楽しさを実感できる練習ステップを4段階に分けてご紹介します。
ステップ1|鍵盤に慣れる&音を出す練習(1週目)
最初の1週間は「ピアノに慣れること」が目的です。
この段階では、「正しいフォーム」や「音が鳴る感覚」に慣れることを優先しましょう。
- 鍵盤の数(88鍵)をざっくり見てみる
- ドレミファソラシドの位置を探してみる
- 1本の指でいろんな音を弾いて遊んでみる
この時期は“正しく弾けているか”より、“音が出る楽しさ”を感じることのほうが大切です。
ステップ2|指番号とポジションを覚えよう(2週目)
2週目からは、指番号(親指=1、人差し指=2…)と手の置き方を覚えていきましょう。
この基本を知っておくだけで、後の両手演奏もスムーズになります。
ワンポイント
指の番号 | 指の名前 |
---|---|
1 | 親指 |
2 | 人差し指 |
3 | 中指 |
4 | 薬指 |
5 | 小指 |
- ドの位置に親指を置いて「ドレミファソ」を弾く
- 各指を均等に使うために、1日5分の指ならしを習慣にする
まずは片手だけでOK。音の並びに慣れていくことが目的です。
ステップ3|片手ずつ→両手へ、バランス良く練習(3週目)
3週目は、右手・左手の役割に慣れていく練習に入ります。
この週で大切なのは「両手で弾く」ことに焦らず、片手ずつ丁寧に練習すること。
- 右手だけでメロディを弾いてみる(例:きらきら星、ハッピーバースデーなど)
- 左手だけで「ド・ソ・ド」など簡単な伴奏パターンを弾いてみる
- それぞれの手の動きに慣れたら、ゆっくり両手で重ねてみる
テンポはゆっくりでOK! 「合わないから難しい」と感じるのは自然なことです。
ステップ4|簡単な曲で「弾けた感覚」をつかもう(4週目)
最終週は、1曲仕上げて“ピアノって楽しいかも!”と感じられる成功体験を作るフェーズです。
おすすめは、メロディがシンプルで繰り返しが多い曲。たとえば:
おすすめの曲 | 理由 |
---|---|
きらきら星 | メロディが単純、指使いが覚えやすい |
ハッピーバースデー | 誰でも知っていて感情移入しやすい |
チューリップ | 左手も合わせやすく、テンポもゆるやか |
- 1日5〜10分ずつ、「今日はAメロだけ」など部分練習に取り組む
- 録音してみると、客観的に自分の演奏を聴けるのでおすすめです
最初の1ヶ月で大切なのは、「曲が完璧に弾けること」よりも、“音楽と向き合う習慣”をつくること。
もし行き詰まっても安心。こちらをご参考に。
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ピアノ練習が楽しく続く!モチベーション維持のコツ
ピアノは「コツコツ続けること」が何よりも大切です。
でも、最初のうちは「これで合ってるのかな…」「ちょっと飽きてきたかも」と感じることも多いはず。
ここでは、楽しみながら練習を続けるためのシンプルなコツをご紹介します。
目標は「毎日続けること」より「小さな達成感」
“毎日絶対にやらなきゃ!”と気合を入れすぎると、少しサボっただけで自己嫌悪に陥ってしまうことも。
それよりも、1回の練習で「今日はここまでできた!」と思えることを1つ見つける方が、断然モチベーションが保ちやすくなります。
たとえばこんな小さな達成感でもOK
- 今日は右手だけでも通して弾けた!
- つまずいてた指使いがスムーズになった気がする
- 昨日より音がまっすぐ鳴るようになった
こうした「できた感覚」が少しでもあると、自然と“明日もやってみよう”につながります。
“音の変化”に気づける耳を育てよう
ピアノの楽しさは、「ただ鍵盤を押す」ことではなく、“音を聴く力”が育っていくことにもあります。
たとえば、同じ和音でも:
- 強く弾いたときの響き
- やさしく弾いたときの響き
- ペダルを踏んだときの残響
ほんの少しの違いが、まるで別の音楽のように感じられる瞬間が出てきます。
「ただ弾く」から「音を感じる」へ。
練習時間よりも、「どれだけ集中して聴けたか」に意識を向けてみましょう。
「今日うまくなったこと」を記録する習慣づくり
成長は目に見えにくいからこそ、“見える化”することで実感が強くなります。
おすすめは、簡単な「練習記録」をつけること。
練習記録の例(ノートやスマホメモでOK)
日付 | 今日やったこと | 気づいたこと・うれしかったこと |
---|---|---|
4/22 | ドレミファソの右手練習 | 指がスムーズに動くようになった |
4/23 | きらきら星の1フレーズ練習 | 昨日よりミスが減った。テンポが安定してきた |
ほんの一言でいいので、「気づき」や「うれしかったこと」を書き出すだけで、練習の質が上がります。
モチベーションは、“気合い”よりも「仕組み」と「工夫」で保つもの。
自分なりの楽しみ方を見つけながら、肩の力を抜いてピアノと向き合っていきましょう。
それでもモチベーションが下がる時だってあります、でも大丈夫。
悩んでる人 ねえ…ピアノって、なんでこんなに続かないんだろ。 最初は楽しいのに、気づいたら手が止まっててさ。 やっぱり、向いてなかったのかな…。 Noritoism それ、すごくよく分かるよ。 ピアノ[…]
ピアノ初心者のよくある質問まとめ【Q&A形式】
ピアノを始めるにあたって、「これってどうなんだろう?」と感じる疑問は誰にでもあるもの。
ここでは、初心者の方からよく寄せられる質問にお答えします。
始める前の不安が、ここで少しでも晴れますように。
たとえば「きらきら星」や「チューリップ」のようなシンプルな童謡やメロディ中心の曲なら、毎日10〜15分ほど練習すれば1ヶ月程度で形になります。
大事なのは「完成度」よりも、“自分のペースで楽しめること”。
1音ずつ丁寧に進めていくことで、自然と「音楽になってきた!」と感じられる瞬間が訪れます。
YouTubeやピアノ練習アプリ、初心者向けの楽譜など、現代は独学にぴったりのツールが豊富にあります。
特に、「耳を使って覚える」「繰り返し動画で確認できる」ことは、独学の大きなメリットです。
とはいえ、「どこが間違っているか自分では気づきにくい…」と感じたら、月1回だけのワンポイントレッスンを取り入れるのも効果的です。
ピアノはスポーツとは違って、年齢や体力に左右されにくい楽器です。
実際に、70代や80代から始めて、「毎日の楽しみになっている」と話す方もたくさんいらっしゃいます。
むしろ大人だからこそ、
- 音の深さを味わえる
- 続ける力がある
- 好きな曲を選べる
という魅力があります。
ピアノに「遅すぎるスタート」はありません。
自分のペースで“音のある暮らし”をはじめてみましょう。
まとめ|ピアノは“始めた日”から音楽になる
ピアノは特別な才能や環境がなくても、「やってみたい」という気持ちさえあれば始められる楽器です。
この記事では、そんな初心者の方が安心して最初の一歩を踏み出せるように、必要な情報をまとめてきました。
振り返ると、こんなことをお伝えしました:
ピアノ初心者が最初に知っておきたい心得
- 楽譜が読めなくても大丈夫
- 習慣づけが上達のカギ
- 短時間でも「触れる」ことが何より大切
必要な道具と環境づくり
- 電子ピアノやキーボードで十分始められる
- ヘッドホンや椅子など、練習を快適にするアイテムも後からそろえればOK
1ヶ月で無理なく続けられる練習ステップ
- 鍵盤に触れる → 指使い → 片手 → 両手 → 1曲仕上げる、という段階的な流れ
練習を楽しみながら続けるための工夫
- 毎日の達成感を大切にする
- 音の変化に気づく“耳”を育てる
- 練習記録で上達を実感する
初心者が感じやすい不安を解消するQ&A
- どれくらいで曲が弾けるようになるか
- 独学でも本当に弾けるのか
- 年齢に関係なく始められるのか
ピアノは、始めたその日から“音楽”になります。
うまく弾けるかよりも、まずは「音を出すこと」「触れること」「楽しむこと」を大切にしてください。
最初の1音が、きっとあなたにとって特別な一歩になりますように。
第5話、その他のピアノ練習法はこちらです。
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