バリエーションたっぷりの13コードを使いこなして、
大人なピアノを奏でられるようになりたい!
単品より9と組み合わせたり、オルタードで使うことが多いよ。
手の形を覚えて、数をこなして体に叩き込むのが大事!
◆ テンションコード【D13】の使い方・響き方をピアノで
本記事はD13の音紹介がメインです。
テンションコードの詳細解説記事を最初にご覧いただくことを大変おすすめします。
Noritoismとは? ピアノ曲を作っています。 Spotify Apple Music YouTube 悩んでる人 ピアノでテンションコードってどうやって弾けばいい[…]
テンションコード【D13】の弾き方・響き方をピアノで
メジャーのテンションで11度は3度と不協和音の関係になるため、楽譜の通り穴抜けとなっています。
諸説ありますが、この形で覚えてしまった方が実際の使い勝手も違いますので、おすすめします。
どうしても11度を混ぜ込みたいときは、sus4(13)のテンションとして織り込みます。
もちろん13コードも他のテンションコード同様、全ての音を鳴らす必要はありません。
また、実際の演奏ではこういった形が多いです。
D7(#9, ♭13)です。
特に13コードはこの形が頻出するため、手の形ごとこれで覚えてしまうのもいいでしょう。
左手の5でルート。1で短7度(7th)を弾きます。右手の1で3度、2でテンションの#9、5でテンションの♭13を弾きます。
いかにもジャズらしい、重厚で、不思議で、妖艶な響きですよね。
左手は簡単なので、右手の形を覚えて、使い倒しちゃいましょう。まず親指で3度を探すところから始めるとやりやすいです。
テンションコード【D13】の使い方・響き方をピアノで
頻出する#9, ♭13をふんだんに混ぜ込んでご紹介します。
テンションがなければスタンダード響きのコード進行も、テンションを加えることでガラッと雰囲気が変わることを実感していただけるでしょう。
まずはこのように、メジャーは#9, ♭13、マイナーは7-5(余裕があれば11も)というところから始めてみるのもいいでしょう。
1625(ジャジーな重厚感)
:【Ⅰ7(#9, ♭13)→Ⅵm7(♭5, 11)→Ⅱm7(♭5, 11)→Ⅴ7(#9, ♭13)】
これぞテンションまみれであり、ジャジーなコード進行です。
元のコードが持つ雰囲気が、いい意味で目立たないところにも注目してみてください。
147♭3♭(4度の上昇進行)
:【Ⅰ7(#9, ♭13)→Ⅳ7(#9, ♭13)→Ⅶ♭7(#9, ♭13)→Ⅲ♭7(#9, ♭13)】
ジャズで頻出する4度の上昇進行だと、このような響きです。
このまま1→4→7♭→3♭→6♭→2♭→5♭→7→3→6→2→5→1と一周するのも楽しいです。
こちらを全て#9, ♭13で統一してもいいですし、テンションを減らしたり無くしたり、組み合わせを変えてみるのも自由自在です。
また、5度の上昇進行として1526にも応用できます。
こちらも1→5→2→6→3→7→5♭→2♭→6♭→3♭→7♭→4→1といった具合に循環できます。
ぜひお試しください。
その他テンションコードについては、こちらで詳しく解説しています。
Noritoismとは? ピアノ曲を作っています。 Spotify Apple Music YouTube 悩んでる人 ピアノでテンションコードってどうやって弾けばいい[…]
C13 | C#(D♭)13 | D13 | D#(E♭)13 |
E13 | F13 | F#(G♭)13 | G13 |
G#(A♭)13 | A13 | A#(B♭)13 | B13 |
Dm | D7 | DM7 | D6 |
Dsus4 | Dadd9 | Daug | D-5 |
D9 | Dm11 | D13 | Ddim |
C#(D♭) | D | D#(E♭) | |
E | F | F#(G♭) | G |
G#(A♭) | A | A#(B♭) | B |