実際1日にどれくらい練習したらいいのかも分からない。
あらかじめスケジュールに組み込むのがいいよ。
量は多いに越したことないけど、中身(質)はもっと大切!
◆ 練習時間を確保する方法
◆ 時間そのものを効率的に使う方法
ピアノを練習するにあたって、時間を確保する方法が分からなかったり、そもそも適正な練習時間が分からなかったりしますよね。
習っていたとしても、自分と先生は違います。適正時間や確保の方法は人それぞれ。
本記事では1日に実際どれだけ時間が必要なのか、練習時間を取る方法、練習時間をいかに効率よく進めていくかをご紹介します。
闇雲に練習するのではなく、少ない時間を最大の質で進めるために、知って欲しいことを詰め込みました。
ピアノの練習に最適な時間
結論、40分で練習は終了です。
なぜなら、集中力に関与する前頭葉のガンマ波が、40分経過で急激に減少するからです。
つまり、人間の集中力の限界は40分だと脳科学的に証明されています。
ですが、世の中にはそれ以上に練習している方もたくさんいますよね。
実はそこにカラクリがあるのです。
適度な休憩
40分で集中力が限界に達するなら、40分ごとにリセットしてあげればいいのです。
リセット方法はこちらをご覧ください。
練習と休憩を繰り返すことで、トータル数時間の練習が可能となります。
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最初は少しずつ
正直40分でも大変です。初めから40分練習できる方はそうそういないはず。
まずは、5分、10分、20分。少しの時間から慣れていって、徐々に時間を大きくしていきましょう。
1番大切なのは、毎日続けること。習慣化させることです。
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偉大なピアニストはどうしてきたか
ショパンは、1日最大3時間だと言っていたそうです。
リストは、1日重たいピアノで6時間、疲れきって弾けなくなるまでと言っていたそうです。
40分で分割しても、複数ブロック練習しなければならず、中々その時間を確保するのも難しいと思います。
そんな現代社会における時間の確保術をご紹介します。
練習時間を確保する方法
集中力が持続するのは最大40分だとお話してきました。
そして、時間は短ければ短いほど集中できます。
つまり5分の練習は40分の練習よりも濃度が高いのです。
5分の確保術
- 寝起き、お水飲んですぐ
- 朝出発前
- 家事一つ終えた気晴らし
- 帰宅後
- 夕食後
- お風呂の前後
- 寝る前
これらはあくまで一例です。まだまだたくさんあるはず。
全部5分ずつ取り組んだとして、35分確保できます。
1ヶ月続けば1,050分、約16時間分です。
些細な積み重ねかもしれませんが、こうしてみると決して無視できる数字ではありませんよね。
まとまった時間の確保術
事前に確保してしまいましょう。
強制力が働くのと、他の予定で時間が取られてしまうのを防ぐ役割があります。
また、隙間時間に無理やり組み込んでしまうのもおすすめです。
全て合わせることによって、毎日数時間確保することも不可能ではありません。
とは言え一日のうちの貴重な時間。効率よく使うにはどうしたらいいのかご紹介していきます。
時間そのものを効率的に使う方法
またまた脳科学のお話ですが、何をするにも15分1セットが1番心地いいとされています。
つまり、45分弾いて小休憩が1番効率的です。
40分しか集中力は続きませんが、あと5分頑張ることに大きな意味があるのです。
具体的な時間の使い方
レベル1:最初
生活習慣とセットで確保した5分を3回だけ使って練習する。(15分)
レベル2:慣れたら
15分まとめて練習する。それを徐々に30分、45分と伸ばしていく。
レベル3:最初のハードル
45分練習したら、15分休憩を取る。その後45分練習する。
レベル4:最終的に
45分練習したら、小休憩を取る。このセットを出来るだけ多くこなす。
ピアノを極める時間
5年で極めるためには1日5.4時間、10年で極めるためには1日2.7時間、毎日練習する必要があります。
一通りできるようになるには、その10分の1、1,000時間と言われています。
1年でできるようになるには1日2.7時間、2年で1.4時間です。
これなら、時間術を使って毎日積み重ねれば不可能ではありませんよね。
さあ、ここから行動に移すかどうかはあなた次第です。
練習時間のまとめ
おさらいです。
◆ 練習時間を確保する方法
◆ 時間そのものを効率的に使う方法
- 集中力は40分で限界に達する
- 生活習慣とセットにしてわずかな時間を積み重ね、まとまった時間はあらかじめスケジューリング
- 15×分を使い、徐々に時間を多く確保していく
練習時間のお話でした。
習慣化のマインドとセットにして、限りある時間を最大限効率的に活用しましょう。
これができるだけで、一歩抜き出た音楽家になれます。
ここまでしている方は一握り。読んで行動に移せる方はもっと一握りだからです。
第5話、その他のピアノ練習法はこちらです。
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