テンションの中でも11は活用が難しいイメージだけど、
実際どう使えばいいのか知りたい!
ナチュラルテンションの11は基本的にマイナーで使おう!
#11ならmaj7やドミナント7に使えるよ。
◆ テンションコード【F#m11】の使い方・響き方をピアノで
本記事はF#m11の音紹介がメインです。
テンションコードの詳細解説記事を最初にご覧いただくことを大変おすすめします。
Noritoismとは? ピアノ曲を作っています。 Spotify Apple Music YouTube 悩んでる人 ピアノでテンションコードってどうやって弾けばいい[…]
テンションコード【F#m11】の弾き方・響き方をピアノで
上記テンションコード記事との重複になりますが、F#11として実際に使用することはありません。それゆえのF#m11です。
11と長3度が半音同士のため、テンションとして使った際に不協和音となってしまうからです。
F#m11と、短3度にすることで11度と半音2つ分距離が開けられることにより、このような美しい音となります。
もちろん他のテンションコード同様、全ての音を鳴らす必要はありません。
また、実際の演奏ではこういった形が多いです。
※あくまで一例です。
音同士がバラけるよう、左手はルートと11度、右手に7度とマイナーを強調するために短3度にしてあります。
もし11度を目立たせたい場合は、左手の距離感が近くはなりますが、左手の11度と右手の短3度を交換するのも効果的でしょう。
テンションコード【F#m11】の使い方・響き方をピアノで
ナチュラルテンションはマイナーでしか使えませんが、オルタードテンションである#11はドミナント7thで使用できます。
ここではドミナント7thであるⅤ7を、Ⅴ7(#11)としています。通常のドミナント7thより重厚かつ妖艶な響きに変化しています。
1625(おしゃれさと重厚感)
:【Ⅰm7(11)→Ⅵm7-5→Ⅱm7-5→Ⅴ7(#11)】
-5は#11と構成音がおなじなため、全て#11のテンションとするのもいいのですが、
構成音の範囲を考え、最初と最後にボリュームを持たせるためにも、敢えて-5とするのがスマートかなということでのご紹介です。
4536(ポップスの王道進行をジャジーに)
:【ⅣM7→Ⅴ7(#11)→Ⅲm7(11)→Ⅵm7(11)】
コード進行表はメジャーキーをベースに記載することが多く、この進行は4536として認知されています。
F#mの平行調であるAをルートとした場合、4536で記載するとこうなります。
F#mをルートとした場合は6751となります。覚えやすい方で構いません。
ベース音を追っていないと見失ってしまいかねない、かなり複雑な響きと言ってもいいでしょう。
ただ、ポップスで相当数の曲に登場する王道進行も、このように誰とも被らなそうな魅惑な響きに変化させられるのも、11thの力です。
その他テンションコードについては、こちらで詳しく解説しています。
Noritoismとは? ピアノ曲を作っています。 Spotify Apple Music YouTube 悩んでる人 ピアノでテンションコードってどうやって弾けばいい[…]
Cm11 | C#m11 | Dm11 | D#(E♭)m11 |
Em11 | Fm11 | F#m11 | Gm11 |
G#m11 | Am11 | B♭m11 | Bm11 |
F#(G♭)m | F#(G♭)7 | F#(G♭)M7 | F#(G♭)6 |
F#(G♭)sus4 | F#(G♭)add9 | F#(G♭)aug | F#(G♭)-5 |
F#(G♭)9 | F#(G♭)m11 | F#(G♭)13 | F#(G♭)dim |
C#(D♭) | D | D#(E♭) | |
E | F | F#(G♭) | G |
G#(A♭) | A | A#(B♭) | B |