ピアノにおけるベース部分の役割【まるで一人バンド】

悩んでる人
ピアノのベース部分ってどういう役割があるの?
ベースがないと、どうなっちゃうの?
バンドだとベーシストがいるけど、そういう場合どうするの?

 

こういった疑問にお答えします。

 

◆ ピアノにおけるベース部分の役割3選
◆ ベースを意識したい理由
◆ バンドにおけるピアノの役割

 

Noritoismの伊藤といいます!
鍵盤歴30年以上です。人生の9割以上、鍵盤と一緒に過ごしてきました。
サラリーマンを経て独立し、ピアニスト・作曲家、ブロガーとして生活しています。

 

こういった私が解説していきます。

 

ピアノにおけるベース部分の役割3選

こちらの3つです。

  • キーを印象付ける
  • メロディを際立たせる
  • ドンシャリ感で耳馴染みを良くさせる

 

1つずつ解説していきます。

 

キーを印象付ける

ベース音は、今慣らしているコードの根っこです。

ベース音をしっかり意識して演奏することで、聴いてくれる方に対しキーをしっかり印象付けます。

第一印象をバッチリ決めるのに重要な役割を果たします。

 

逆にキーを印象付けないようなベースばかりだと、ぼやっとした印象になり、

最悪もう聴くことをやめてしまうかもしれません。悲しいですよね。

 

キーを印象付けるためにすることは、今鳴らしているコードをちゃんと理解して弾くことです。

ほとんどの場合左手の小指がベース音に関わっているので、そこに意識を持ちましょう。

 

ちなみに、必ずしもベース=低いとは限りませんし、左手の小指が絶対弾くわけではありません。

ベース音はどの音なのか、耳で判断しながら意識することが大切です。

なぜ耳を強調するかというと、ベース音はコードを目で見れば一目瞭然だからです。

聴かせたい音を聴かせたい音で自分がならせているかどうかが大切です。

 

メロディを際立たせる

今鳴っているコードが明確なら、メロディは必ずキラキラと輝きます。

メロディに彩りを添えるために、一生懸命ベース音を意識するんです。

コードを押さえているとき、左手をアルペジオで演奏するとき、

1番最初の音(コードの場合は1番低い音)が、ほぼほぼベース音になります。

 

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左手の中でほんの少しだけ、大きく鳴るように意識して弾いてみてください。

のっぺりとした演奏と違ってメリハリが出て、メロディがめちゃ眩しくなります。

 

ドンシャリ感で耳馴染みをよくさせる

ドンシャリとは、ベース音と高音が目立ち、中音域が若干引っ込んだ状態のことです。

ドンシャリでミックスされた曲は、とても耳馴染みよくなります。

 

ベース音を弾くときは、中音域を弾くときよりもやや大きめを意識しましょう。

「中音域を弾くときよりも」というのがポイントです。

 

◆ 今鳴らしているコードを、耳でしっかり意識する
◆ メロディを際立たせるため、左手の1番最初に鳴らす音(もしくは1番低い音)を意識する
◆ 音量バランスは低音域>中音域だとスッキリ聴こえる

 

ベースを意識したい理由

テーマ(主題)をしっかり届けるためです。

 

意識する=目立たせるというものではありません。

むしろ逆で、ベースは意識していないと曲の中で1番目立ってしまいます。

目立ちすぎないことを、意識するのです。

 

ピアノの弦の長さ、ご存知ですか?
左から右に行くに従って、短くなっていきます。低音域は長く、高音域は短いです。
では太い弦と細い弦、どちらがより強力に長く震え続けられるでしょうか。
正解は太い弦です。

物理の分野になってくるので詳細は省略しますが、

強く長く震えるということは、それだけ大きな音が強烈に響くということです。

 

ベース音を司る低音域は、何も意識しないと大きな音で鳴ってしまいます。

メロディを司る高音域は、何も意識しないと小さな音で鳴ってしまいます。

1番届けたいのはメロディなのに。テーマなのに。主題なのに。(これ全部ほとんど同じ意味です)

 

具体的には、メロディ:ベース=7:3くらいの気持ちで弾くとよいでしょう。

 

テーマを届けたいから、意識して小さく弾くんです。

 

バンドにおけるピアノの役割

オーケストラだと意味合いが少し変わってくるので、

より分かりやすく、バンドでの役割をご紹介します。

 

バンドにおけるピアノの役割は、全部です。

 

楽器の役割って、どんな要素で決まると思いますか?
正解は、音色と音域です。全部の楽器がもれなくそうです。

そして役割分担に重要なのは、音色<音域です。

 

ピアノは全部できます。なぜならほぼ全ての音域をカバーしているからです。

 

一度他の楽器の例を踏まえ、バンドの役割を整理しましょう。

 

楽器(ピアノ以外)


リズム   : ドラム
ベース   : ベース
バッキング : ギター
リード   : ギター
メイン   : ボーカル

音域


※ドラムは除外します。



 

ピアノはベースからボーカルの音域を全てカバーできる稀有な楽器です。

キーボードと置き換えても構いません。

なので全部できます。だからアレンジのセンスを問われ、1番難しいんですけどね…

 

何でもできちゃうので、音楽の可能性をとっても広範囲に広げることができます。

基本的に、抜けている音域に入っていくのがセオリーですが、

あえて被せて厚みを出したり、同じ音を弾いたり(ユニゾンといいます)、

そんなこともできちゃいます。

 

今回はベースのお話なので、ベーシストとの役割分担についてちょっとだけ。

ユニゾンするとき以外、ベースラインはベーシストに任せます。

ですがコードをより際立たせるために、ベース音を丁寧に鳴らしましょう。

ベースラインではなく、ベース音です。動き回るのではなく、コードの根っこの部分です。

ここ、とっても大切です。

 

まとめ

おさらいです。

 

◆ ピアノにおけるベース部分の役割3選
◆ ベースを意識したい理由
◆ バンドにおけるピアノの役割

 

  • ピアノにおけるベース音の役割は、キーを印象付け、メロディを際立せ、ドンシャリ感を出すこと
  • ベースを意識したい理由は、テーマをしっかり届けるため
  • バンドにおけるピアノの役割は、全部網羅できるからこそセンスよく立ち回る
  • ベースラインはベーシストに任せるが、ベース音は妥協しなくていい

 

主に左手で弾くことが多いベース部分。

左手の奏法とは厳密にいうとちょっと違うので、ベース音の役割として把握してもらえたらいいなと思います。

役割を理解し、効果を最大化することで、音楽は生きたものになっていきます。

ベース部分をしっかり意識し、めちゃ素敵な音楽を奏でていきましょう。

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