防音について何を知っておけばいい?
音は空気の振動で伝わるっていうのを念頭に置けば、
お部屋の防音対策もスムーズだよ。
◆ ピアノの防音とは
こういった私が解説します。
失敗しないピアノの防音マットの選び方
集合住宅もしくは持ち家で、他のフロア(特に下)に迷惑をかけないよう用いるのが防音マットです。
防音マットそのものがピアノの音を吸音するのではなく、鍵盤を弾く打鍵音だったり、ペダルの音だったりを吸音する必要があります。
これらは振動を通して伝わるので、防振性に優れた防音マットを選びましょう。
また、デジタルピアノとアナログピアノとで設置が変わってきます。
デジタルピアノ
デジタルピアノはヘッドホンによって出音を抑えることができるからです。
価格帯はピンキリですが、防音の有無はトラブルを防止できるかどうかがかかっているので、効果を優先させましょう。
気持ちよくピアノを弾きたいたいですよね。
表面積の大きい、カーペットタイプがおすすめです。
椅子までカバーしてくれるサイズもあります。
アナログピアノ
グランドピアノの足元に、こんなパーツ見たことありませんか?
これがインシュレーターです。
なぜ必要かというと、荷重分散させて防振効果を高めるためです。
小柄なアップライトピアノであっても、デジタルピアノの4倍以上の重さを誇ります。
また、キャスターがついているため荷重分散が起こりづらく、例え防音マットがあったとしても効果が不十分なのです。
インシュレーターそのものにも、裏面に防振加工が施されていますが、できたら専用のアンダーパネルを合わせて使いましょう。
防振効果アップはもちろんですが、インシュレーターだと若干心許ないピアノの安定感も、これでバッチリです。練習にしっかり集中することができます。
インシュレーターは値段が本当にピンキリですが、そうそう買い替えるものではない上、設置が中々大変なので、長期視点で出来るだけ防振効果の高いものを惜しみなく使うことをおすすめします。
アップライト用
合わせて使いたいアンダーパネル
グランドピアノ用
グランドピアノ用のピアノパネル
最強の防音
最強の威力を誇る防音マットは、アップライトピアノだと防振ベース、グランドピアノだと簡易乾式二重床です。
どちらもステージのように、1段高くなります。
アップライト用防振ベース
1枚から販売しておりますが、段差なく練習しやすい環境を整えるために4枚がおすすめです。
グランドピアノ用簡易乾式二重床
簡易乾式二重床(ピアリビングさんのサイトです)
ちょっとしたステージですよね。ドラムをやっている友人は、これを導入していました。
次は、ピアノ専用の防音知識のお話です。
ピアノの防音とは
ピアノが発する音は2種類あります。
打鍵音、ペダル音などの振動音
出音である空気音
防振マット
吸音材+遮音材
アップライトピアノは背面が響くので、そこに吸音材を。
グランドピアノは底面が響くので、そこに吸音材を設置するといいでしょう。
遮音材ですが、家を立てる際に建材として導入するのが1番効果的なので、「へーそういうのもあるんだねー」くらいで構いません。
可能であれば壁面全てに吸音材を施すとより効果が高いです。
縦横交互に貼り付けるとオシャレですね。音楽スタジオやレコーディングスタジオによくある光景です。
防音のまとめ
おさらいです。
◆ ピアノの防音とは
- 防振性がしっかりしたマットを選べば間違いない。ケチらない
- どの位置に何を施すかが大事。デジタルはマットのみ。アナログはアンダーパネルとインシュレーターを
うちも集合住宅のため、防音はめちゃくちゃ気にします。
エチケットをしっかり守って、楽しいピアノライフを過ごしたいですね。
第2話、その他の道具はこちらです。
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