これを機にピアノの様々な部分の名前も知りたいな!
呪文みたいな名前がピアノの正式名称だよ。
ピアノにはたくさんのパーツがあるから、合わせて知ってしまおう!
◆ ピアノのパーツ名と機能
クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ。題名や吹き出し含めこの記事でもう3回目の登場です。
何となく頭に入ったかも…なんてあなたは、早くもピアノマスターに一歩踏み入れたところです。
本記事ではピアノの正式名称と、ピアノのパーツの名前、その性質についてご紹介します。
「何でピアノって言うの?」なんて質問がとっさに飛んできた時も、ピアニストとしてさらっと答えてかっこつけましょう。
ピアノの正式名称
- グラヴィチェンバロ=チェンバロ
- ピアノ・エ・フォルテ=小さい音と大きい音
このような意味があります。
チェンバロとはピアノの前身にあたる楽器でして、ピアノの歴史については下記記事をご覧ください。
18世紀から長い変遷を経て、グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテへと辿り着くのです。
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ピアノのパーツ名と機能
例えばデジタルカメラを分解すると、このようになります。
そしてそれぞれに名前があり、それぞれに意味があります。
それでは早速ご紹介します。
外部
出典:サウンドハウス
ほとんど名前と意味が一致していますので、より大切な屋根とペダルのみ詳細を記載します。
屋根
- 音を反響させ豊かな響きにするため
- 音量を調整させるため
基本、開けて演奏されます。その方がグランドピアノ本来のポテンシャルを如何なく発揮できるからです。
ペダル
ペダルは本当に大事です。
3種類のペダル用途については、こちらの記事でより詳しくご紹介しています。
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内部
出典:サウンドハウス
名前からイメージ出来なさそうものを、詳しくご紹介していきます。
アグラフ
弦押さえの一種で、ピアノの低・中音部に使用される真鍮製の鋲パーツ。
ギターのフレット(指板にある縦並びの金属)を想像していただくとわかりやすいかもしれません。
アグラフがあることで、調律により正確な音程を奏でてくれます。
チューニングピン
ヒッチピンと対になって弦を張っているピン。
回して弦の張り具合を調整、音程を整えるものです。
ヒッチピン
チューニングピンと対になって弦を張っているピン。
回せないため、チューニングすることはできません。
駒
弦の振動を響板へ伝えるための木材。音のナビゲーターですね。
次に、内部の詳細へ移っていきましょう。
出典:YAMAHA
前かまち
鍵盤と弦の境目にある板です。メーカー名が記載されている部分といえばピンとくる方も多いのでは。
響棒
弦の振動を、響板全体にむらなく広げる役割も持つ部材。
また、響板の裏側に貼り付けられており、響板を補強する意味もあります。
補強と共鳴の2つの用途を持った大切なパーツですね。おそらくまず目にすることはないでしょう。
さらに、鍵盤のハンマー詳細画像も置いておきます。
こちらはかなり細かいため、知的好奇心旺盛な方は是非リンク先で名称を覚えてみてください。
出典:渡辺ピアノ調律事務所
- 指
- ハンマー
- 弦
- 響板
- 屋根
この5段階を経て、ピアノの音色は大きく、豊かな響きになっていくのです。
ピアノの正式名称まとめ
おさらいです。
◆ ピアノのパーツ名と機能
- ピアノの正式名称はクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ
- たくさんのパーツによって本体が支えられ、少しずつ音が増幅され、我々の耳に届いている
ピアノの正式名称のお話でした。
是非雑学のひとつとして、ピアノの先生やご友人、お子さんのピアノ教育にご利用ください。
第3話、その他のピアノ演奏に必要な知識はこちらです。
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