ピアニスト直伝!音符の読み方【始めたての方へ】

悩んでる人
音符の読み方がわからない!
どんなルールがあるのかな。
Noritoism
高さと長さが分かれば、音符が読めるよ。
音符が読めれば、自分の力でピアノが弾けるようになるよ。
◆ 音符の読み方【高さ編】
◆ 音符の読み方【長さ編】
◆ 拍子について

この記事を書いた人

初めて楽譜を目にした時、「どうしよう…」ってなりませんでしたか?

ルールが分からないと、どんなことでも難しく感じてしまうものです。

本記事では、楽譜を理解するための音符の読み方をもれなくお伝えします。

音符を理解できるようになれば、実際にピアノを弾くことができます。大きな一歩です!

音符の読み方【高さ編】

高い

ドの位置と表記を覚えましょう!

ドの位置ピアノ中央のドが、ト音記号のこの位置です。

その1オクターブ下のド(上図 ド 3)が、ヘ音記号のこの位置です。

まずはここを基準にすることで、それぞれの表記でどの音を表しているのか知ることができます。

音の見つけ方

音は五線譜の線上、空白、線上、空白…と交互に上がったり下がったりします。

例えばト音記号の場合、ド、レ、ミ、ファ、ソ → 線上、空白、線上、空白、線上です。

始めはひとつひとつ数えていくのがいいでしょう。そのうち覚えていくのでご安心を。

見つけたい音が上にある場合はド、レ、ミ、ファ、ソ…と上がっていきましょう。
見つけたい音が下にある場合はド、シ、ラ、ソ、ファ…と下がっていきましょう。

また、五線譜をはみ出した音を表す場合、六線譜、七線譜…と線をガーっと足していくわけではなく

  • 線上の音符は音符の中心を貫くように表す(ト音記号のドのように)
  • 空白の音符は2パターンあり、上に飛び抜ける場合線の上に、下に飛び抜ける場合線の下に

このようなルールで音符をたどります。五線譜をはみ出すことはよくあります。

調の表記と半音移動

五線譜にこのような表記がされていることもあります。

これは記号がある音符を#もしくは♭で弾いてくださいというものです。

左の例ならドとファが#(半音上げる)、右の例ならシとミが♭(半音下げる)です。

音符の読み方【長さ編】

長い

付点は1.5倍!と覚えるのがコツです。

音符一覧

縦線4つで1拍です。上から、

  • 全音符(全休符)=4拍
  • 付点2分音符(付点2分休符)=3拍
  • 2分音符(2分休符)=2拍
  • 付点4分音符(付点4分休符)=1.5拍
  • 4分音符(4分休符)=1拍
  • 付点8分音符(付点8分休符)=3/4拍
  • 8分音符(8分休符)=1/2拍
  • 16分音符(16分休符)=1/4拍

実はもうひとつ、覚え方のコツがありまして。

世の中の楽曲の中で1番多いのが4/4拍子だからか、算数で計算できます。

  • 音符(全休符)は、小節全部なので4拍分
  • 2分音符(2分休符)は、小節の2分の1なので、4÷2=2拍分
  • 4分音符(4分休符)は、小節の4分の1なので、4÷4=1拍分
  • 8分音符(8分休符)は、小節の8分の1なので、4÷8=1/2拍分
  • 16分音符(16分休符)は、小節の16分の1なので、4÷16=1/4拍分

連符

音符がいくつか連なって、上に数字が書かれているものです。

連符

こちらは3連符の例でして、右に書かれた音符の長さ分、均等に分割して弾くものです。

連符は慣れるまで結構大変です。拍を刻むのとは次元の違うリズム感が必要になるからです。

その代わり、音楽的にかなり「おいしい」ものであり、弾いていても聴いていても気持ちのいいものです。

ちなみに、上の数字がいくつになろうがこの関係が成立します。

例:16分音符の17連符があった場合、8分音符の長さで17個弾かなければなりません。超絶技巧ですね。

拍子について

拍子

分数と一緒です!

拍子

  • 分母が基準となる音符(4は4分音符、8は8分音符、16は16分音符)
  • 分子が1小節に含まれる数(4/4は、1小節に4分音符が4つという意味)

また、図のように4/4や2/4は簡略化した記号で表現されることもあります。

3/4や8/6など、分子が3の倍数の時はワルツのようなリズムを取ります。

7/16のように分子が素数の場合はリズムが非常に取りづらく、難しい曲が多いです。

音符の読み方まとめ

おさらいです。

◆ 音符の読み方【高さ編】
◆ 音符の読み方【長さ編】
◆ 拍子について
  • 音符は高さと長さをセットで覚える
  • 長さは音符と休符をセットで覚える
  • 拍子のルールがわかると、音符のルールが自然と入ってきやすくなる

音符の読み方のお話でした。

知識の肝であり、演奏の本当に土台となるものです。

音符と用語を把握することができれば、ピアノを弾くステップに立てたと言えます。

論理的に覚えるのもいいですが、練習しながら身につけていく方がよりスムーズです。


第3話、その他のピアノ演奏に必要な知識はこちらです。

第3話

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