どうやって設定したらいいのかな?
具体的にどうやって活用したらいいかも知りたいな。
設定方法は図解で説明するから、見ながらぜひ進めてみてね。
ツールは使ってなんぼ!実際の活用方法を把握して、日々の分析に取り入れよう!
◆ サーチコンソールの機能と活用法7選
◆ アナリティクスとの違い
Googleサーチコンソールという、無料で使えるツールがあります。
Web管理者にとって必須のツール。でも、導入のやり方が分からなかったり、導入後に放置しちゃたりしていませんか?
本記事ではサーチコンソールの使い方、設定方法から機能、活用法までを解説します。
あなたのサイトを客観的に分析することによって、伸ばすための戦略を見つけ改善を繰り返すという、PDCAを高速で回すことができますよ!
サーチコンソールの設定方法
手順は以下の3つです。
- Googleログイン(アカウントをお持ちでない方は作成から)
- プロパティタイプの選択
- 所有権の確認
設定がもうお済みな方は、この項目を飛ばして「機能と活用法」までジャンプしちゃいましょう。
1. Googleログイン
まず、ログインします。
アカウントをお持ちでない方は、アカウントを作成しましょう。すぐできますよ。
2. プロパティタイプの選択
2つありますが、結論から言えば左のドメインで進めることをおすすめします。
選ぶ基準なのですが、
- ドメイン:同一ドメインでサイトを複数管理し、全部の情報をいっぺんに集めたい場合
- URLプレフィックス:URL1つのみを管理し、そこに集まる情報だけかっちり管理したい場合
つまり、ドメインの中の全てを網羅したい場合はドメイン、1つのURLだけみられればいい場合はURLプレフィックスを選びましょう。
ただ、誤解を恐れずに言うとURLプレフィックスは融通が利きません。
wwwの有無だったり、httpとhttpsの違いだったり、それだけの違いで全く反映してくれなくなります。
URLプレフィックスで始める理由は正直ひとつもありませんので、最初はドメインでスタートするのが無難と言えます。
慣れてきたらプロパティを増やして、URLプレフィックスを活用すればいいのです。
3. 所有権の確認
次に進むと、このような画面が出てきます。
右側のコピーをクリックし、サーバーに設定をしましょう。
使用しているレンタルサーバーに設定方法が紹介されています。
所有権を確認しましたと、緑色に表示が切り替われば設定完了です。お疲れ様でした。
サーチコンソールの機能と活用法7選
主に7つの機能があります。
- 検索パフォーマンス
- URL検査
- カバレッジ
- サイトマップ
- モバイルユーザビリティ
- セキュリティと手動による対策
- リンク
ひとつずつ解説していきます。
1. 検索パフォーマンス
中央の折れ線グラフに、下記4つが時系列で表示されます。
- リーチ
- インプレッション
- 平均CTR(%)
- 平均掲載順位
下部には更に、上記それぞれの項目で、折れ線グラフの情報を表示させることができます。
- クエリ
- ページ(URL)
- 国
- デバイス
- 検索での見え方
- 日付
(機密情報は隠しています、ご了承ください)
検索パフォーマンスを使って、以下の3つを行います。
- クエリごとの分析
- 期間ごとの分析
- 特定ページの流入キーワードの分析
そして、サーチコンソール最大の活用方法が
です。
改善する場合、状況は主に3つに分かれます
- 順位は高いがCTRが低い
- 表示は多いが順位が低い
- 想定外のクエリでクリック数が多い
それぞれの場合の対策法をご紹介します。
1-1. 順位は高いがCTRが低い
せっかく検索上位にいるにもかかわらず、見てくれる人が少ないという悲しい状況です。
クリックしてもらえるよう、タイトルやスニペット(紹介文)を見直しましょう。
1-2. 表示は多いが順位が低い
検索クエリに対し、世の中の人々の悩みが深い場合と言えるでしょう。
順位が低いサイトでもたくさんの方が訪れてくれている状態ですので、順位が上がればもっともっとPVも増えていくと仮定されます。
上位コンテンツを分析し、あなたのサイトに足りない情報を肉付けしたり、表現方法や階層の見直しなど、戦略的にリライトしましょう。
1-3. 想定外のクエリでクリック数が多い
この場合、コンバージョンの有無によって戦略が変わってきます。
コンバージョンにつながっている場合
あなたが気付いていない、良質なクエリが発見できるチャンスと捉えましょう。
無理に当初のキーワードでサイト作成を進めていこうとせず、発見したクエリで改めて上位サイトの分析をし、リライトすることをおすすめします。
コンバージョンにつながっていない場合
想定外のクエリが、当初ターゲットにしていたキーワードから大きく外れている可能性が大きいです。
放置していても全く見当違いのサイトとなってしまうため、今一度コンテンツを確認し、情報や内部リンクなど導線を見直しましょう。
その上でもう一度、上位サイトの分析をしてみましょう。
2. URL検査
サイトマップ登録直後は頻繁に見てしまっても構いませんが、正常に登録された後は、新しい記事を更新するたびに毎回毎回インデックスの確認をする必要はありません。
プラグインでクローラーの巡回やインデックスのスピードを上げることができるので、そちらを活用しましょう。
3. カバレッジ
URL検査と機能は似ているのですが、こちらは何かしらの理由があってインデックスされていないページを把握することができます。
エラーが出てしまっている場合、意図的に表示しないページのものであれば問題ありませんが、
表示させたいページなのにエラーが出てしまっている場合は、対策方法をその場で教えてくれますので、表記に従ってすぐに修正しましょう。
4. サイトマップ
サイトマップを自力で作成するのは専門知識が必要ですので、ここはプラグインを頼っていきましょう。
XML Sitemapsを使用すれば、すぐにxmlファイルの作成が終了します。
似たプラグインも多数あるので、アイコンをリンク先で確認しておくことをおすすめします。
リンク先でもダウンロードできますが、WordPressのプラグインページ上で進める方がスムーズです。
おそらく「sitemap.xml」というファイルを作るので、作成完了しましたらそのままサーチコンソールに貼り付けて終了です。
5. モバイルユーザビリティ
こちらも解決方法をすぐに提案してくれるので、指示の通りに改善を進めていきましょう。
スマホでサイトを見る方の割合が増えてきている(むしろPCを追い越している)ので、エラーは放置せずにすぐ対応してあげましょう。
モバイルユーザビリティの低いサイトは離脱をすぐに招きますので、注意が必要です。
6. セキュリティと手動による対策
イレギュラーがある(何かしらのエラーがある)場合は、すぐに対応しましょう。
通知があるまでは、自分からここをクリックすることはほとんどありません。
7. リンク
内部リンクは正直無視してしまって構いません。
外部リンクは、可能な限りリンク先を一度訪問しておきましょう。
特に以下の場合は注意が必要です。
- 意図的でない限りの、海外サイトからのリンク
- 全く関係ないジャンルからのリンク
- あからさまに短時間で増えたリンク
- 中身のないサイトからのリンク
こういった状態が見受けられた際は、大切なあなたのサイトを守るために、 nofollow属性にすることをおすすめします。
アナリティクスとの違い
サーチコンソールは、SEO対策ツールです。
アナリティクスは、アクセス解析ツールです。
サーチコンソールを活用されている方は、是非Googleアナリティクスも同時活用しましょう。
読者があなたのサイトを訪れる、前後の行動を知ることで、あなたがどういう対策を取るべきか、どちらかのみを利用しているよりも明確に見えてきます。
アナリティクスではサーチコンソールとの連携ができるので、様々な経緯で訪れた読者がどういう行動を取ったのかまで、一元的に見ることができます。
ここから先の方法論は多岐にわたるため、自分で考え、行動するフェーズです。
活用し、結果を出して初めて、一人前のブロガーと言えるでしょう。
サーチコンソールの使い方まとめ
おさらいです。
◆ サーチコンソールの機能と活用法7選
◆ アナリティクスとの違い
- 設定方法は画面の指示に従って進めればOK(ドメインで進めるのを推奨)
- 検索パフォーマンスを見て、状況に応じ改善することが主な使い方
- サイトマップはプラグインの力を借りつつ最初に設定すること
- エラーが見つかったら対応方法を教えてくれるので、すぐに対策すること
- アナリティクスとは前後の関係であり、両方活用して乗数倍の威力を発揮する
サーチコンソールの使い方のお話でした。
設定方法から使い方まで、これでばっちりなはず。
大切なのは毎日開き、活用方法を模索し、自分なりに使いこなすことです。
継続こそ力なりですよ。
作り方のおさらいはこちら。
悩んでる人 WordPressを始めるにはどうしたらいいの? 何を書いていけばいいの? なんでWordPressなの? Noritoism 専門知識が無くても、記事の順番に進めていけば大丈夫! ブログ[…]