ベヒシュタインとは?要点をまとめて解説【世界三大ピアノ】

悩んでる人
世界三大ピアノのひとつって言われている、
ベヒシュタインってどういうものなの?
ちゃんと違いが分かるようになりたい!
Noritoism
ベヒシュタインは「ピアノのストラディバリウス」と
呼ばれるくらいの、とても品位のあるピアノだよ。
要点だけまとめたから、パッと覚えちゃおう!
◆ ベヒシュタインの特徴
◆ ベヒシュタインの歴史

この記事を書いた人

ベヒシュタイン(C. BECHSTEIN)とは、世界三大ピアノのひとつと言われています。

ですが他のふたつとの明確な違いをきちんと語れる方は、そうそう多くないはずです。

本記事では、ベヒシュタインの特徴や歴史をわかりやすく解説します。

世界三大ピアノに触れ合う機会がある時、語る時、購入を検討する時に、きっと役立ちますよ。

ベヒシュタインの特徴

ピアノ

ベヒシュタイン=最高品質のピアノです。

特徴は以下の3つです。

  1. 偉大な音楽家たちに絶賛されたピアノ
  2. アップライトピアノが特に国際的トップクラス
  3. 音の立ち上がりが早く、美しく透明感あふれる響き

後に解説しますが、今まで多くの偉大な作曲家が、ベヒシュタインのピアノを絶賛してきました。

また、創業者のカール・ベヒシュタインは創業当初からアップライトピアノの構想を練り、150年の時を経て、現在の評価に至る逸品を作り上げたという歴史があります。

音は、本体の構造上音の立ち上がりが非常に早いのが何よりもの特徴です。

まるで触れた瞬間に音が聞こえてくるような。その音は美しく透明感あふれる響きに溢れています。

ベヒシュタインの歴史

歴史

決して順風満帆とは言えないものでした。

創業者のカール・ベヒシュタインの時代にピーク、その後一気にどん底に落ち、そこから不死鳥のように這い上がったブランドです。

それは世界三大ピアノと呼ばれる現在の評価に相応しい復活劇です。

要点は以下の3つです。

  1. 世界恐慌前に作られた楽器が最大の評価を得る
  2. 第二次世界大戦による影響は甚大
  3. 復活への道のり

それでは、ひとつずつ解説していきます。

 1. 世界恐慌前に作られた楽器が最大の評価を得る

ベヒシュタインの黄金時代は創業者時代に訪れます。

ピアノ界のストラディバリウス」という呼び声を、ほしいままにしていました。

特に有名なエピソードとして、フランツ・リストの演奏に耐えられたピアノというものが挙げられます。

リストの激しい曲調や演奏は、並のピアノではすぐに壊れてしまうほどのものでした。

しかしベヒシュタインのピアノが壊れなかったということから、そこから長い間リストに支持され続けたという逸話があります。

作曲家たちの声

リスト

28年間貴社のピアノを弾き続けてきたが、ベヒシュタインはいつでも最高の楽器だった。

ドビュッシー

ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ。

ラフマニノフ

ベヒシュタインのグランドピアノの素晴らしく高貴な音色、理想を実現してくれる比類のない能力は、いつも私を熱狂で満たす。

この楽器においては、演奏家は完成の頂点に達することができるであろう。


こちらはほんの一部です。

偉大な作曲家たちにここまで言わしめる楽器というのは、それだけで世界最高峰と言えますよね。

2. 第二次世界大戦による影響は甚大

培ってきたものが、一気になくなってしまいます。

ドイツ王室や富裕層のステータスとなりつつあったベヒシュタインのピアノですが、第二次世界大戦によって脆くも崩壊してしまいます。

大きな理由は以下の2つです。

  1. 顧客であるユダヤ人が迫害される
  2. 工場、設計図、資料、職人を戦争によって一気に失う

顧客を失えば、利益がなくなります。

生産リソースを失えば、商品提供が不可能となります。

そして最悪なことに、設計図や資料、職人といった、大切な歴史が分断され、復活は絶望的となってしまいます。

本当は創業者カールの跡を継いだエドウィンとその妻に問題があったなど、落ちていく要因として様々なことが挙げられるのですが、ここでは割愛します。

戦争というものはそれだけ一瞬にして、一変に多くのものを奪い去ってしまうのです。

3. 復活への道のり

ほぼゼロベースの所から、なんと復活を遂げるのです。

立役者の名前は「カール・シュルツェ

奇しくも創業者と同じ「カール」ですね。

大戦後、アメリカ資本によって細々と運営していたベヒシュタインですが、このカール・シュルツェによって、再びドイツ資本に戻されます。

たくさんの地道な努力があったのですが、1番は冒頭でもご紹介した「アップライトピアノ=ベヒシュタイン」を確立したことです。

創業者の想いが、結果会社を救うことになります。

そのアップライトピアノは古典的な建築物の黄金比設計のなかにエレガントさを兼ね備えており、

グッドデザイン賞やiFデザイン賞を含む、国際的に有名なデザイン賞等を勝ち取った彫刻のようなものでした。

21世紀に入ってから現在への大躍進は、凄まじいものがあります。

ベヒシュタインまとめ

おさらいです。

◆ ベヒシュタインの特徴
◆ ベヒシュタインの歴史
  • ベヒシュタインは偉大な作曲家たちに絶賛され、音の立ち上がりが早く、透明感あふれる響きが特徴
  • 世界恐慌前の評価はピカイチだが、第二次世界大戦によってそのほとんどを失ってしまう
  • 会社の危機を救ったのは、創業者の想いが詰まった「アップライトピアノ」

ベヒシュタインのお話でした。

これでもう、他のふたつであるベーゼンドルファーやスタインバーグとの違いを語ることができるでしょう。

是非その特徴や歴史背景に想いを馳せながら、ベヒシュタインに触れる機会があれば、その世界観を堪能してください。

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