【最新版】エックスサーバー×WordPressで実現するモバイル最適化術|初心者でもできる高速表示のコツ

悩んでる人
ねぇ、WordPressの表示速度って、やっぱSEOに関係あるの?
キャッシュとか最適化とか、聞くけど…正直どこから手をつけていいか分かんないんだよね。
Noritoism
めちゃくちゃ関係あるよ。
表示速度って、Googleの評価基準にも入ってるし、ユーザーも遅かったらすぐ離脱するからね。
特にモバイルユーザーが多い今は、“速さ”ってそれだけでSEOに効く武器なんだ。
悩んでる人
でもキャッシュってプラグイン入れればOKじゃないの?
自動で最適化してくれるんでしょ?
Noritoism
うん、ある程度はね。
でも初期設定のままだと逆に重くなることもあるし、
やらなくていい最適化までオンにしちゃってたりするんだよ。
だから、「何をどう設定すればいいのか」ちゃんと知ってるかどうかで結果が変わるのが、
キャッシュ設定と最適化の世界なんだ。
悩んでる人
なるほど…じゃあ、それ教えて?
Noritoism
OK!この記事で、初心者でも迷わずできるキャッシュ設定と、
自動最適化のおすすめ手順
をぜんぶまとめてるよ。
読み終わるころには、「表示速っ!」ってなるくらいサクサクにできるから、
安心してついてきて!
◆ モバイル最適化が重要な理由|表示速度がSEOとCVに直結する時代
◆ エックスサーバーで高速化する3つのモバイル特化設定
◆ WordPress側の最適化ポイント|テーマ・画像・スクリプトを見直そう
◆ モバイル最適化に効くおすすめプラグイン5選【初心者OK】
◆ 表示速度の改善を可視化!無料ツールでチェックすべき指標
◆ よくあるトラブルと解決法|モバイル最適化Q&A集

表示速度は、今やSEO対策の要とも言える重要なポイントです。

特にスマホからのアクセスが増えている現在では、「ページが重い」「なかなか表示されない」だけで離脱されてしまうことも少なくありません。

そんな中で効果を発揮するのが、キャッシュ設定と自動最適化

でも、「プラグインを入れただけ」「初期設定のまま」になっていると、逆効果になることもあるんです。

この記事では、エックスサーバーとWordPressの組み合わせで表示速度を最大化するためのベストな設定方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

無料ツールでのチェック方法や、よくある失敗とその対処法まで網羅していますので、この記事を読み終える頃には、あなたのサイトもきっと“サクサク”に生まれ変わっているはずです。

目次

モバイル最適化が重要な理由|表示速度がSEOとCVに直結する時代

モバイル

スマートフォンからのアクセスが主流になった今、サイトのモバイル最適化は“あると良い”ではなく“やらなければならない必須項目”になっています。
表示速度がSEOだけでなく、コンバージョン率(CVR)やユーザーの満足度にも直結しているからです。
ここでは、その背景や影響をわかりやすく解説していきます。

モバイルファーストインデックスとは?検索順位を左右する要素に

Googleはすでに「モバイルファーストインデックス(Mobile-First Index)」を標準としています。

これは、「PCページ」ではなくスマホ版のページを元に検索順位を決定するという仕組みです。

つまり、いくらPC表示が整っていても、スマホ表示でレイアウトが崩れていたり、読み込みに時間がかかるようでは検索順位に悪影響を及ぼす可能性があるということです。

🔍 ポイント

  • 2020年以降、モバイル版をインデックス対象とするサイトがデフォルト
  • 見出し構造や内部リンク、コンテンツの量・質も「スマホ版」が基準

これからサイトを成長させていくためには、スマホでの表示品質が土台になるということを意識しておく必要があります。

Core Web Vitalsが指標に!ユーザー体験=SEOスコアの鍵

2021年から、Googleのランキング要素に正式に加わった「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」。
これは、ユーザーの体験を数値で可視化したもので、特にモバイル表示においては大きな意味を持ちます。

代表的な3つの指標を表でまとめると以下のとおりです:

指標名 内容 推奨値
LCP(Largest Contentful Paint) メインコンテンツが表示されるまでの時間 2.5秒以内
FID(First Input Delay) ユーザーの初操作への反応の速さ 100ms以内
CLS(Cumulative Layout Shift) ページ読み込み中のレイアウトのズレ量 0.1未満

これらの指標が悪化すると、SEOスコアが下がるだけでなく、ユーザーのイライラにもつながり、直帰率が上がる原因になります。

💡特にLCPとCLSは、モバイル表示で差が出やすい項目。画像の読み込み遅延や広告表示のタイミングなどが悪影響を与えやすいです。

遅いサイトは離脱される!スマホ閲覧時代の必須対策とは

スマホユーザーの通信環境は、Wi-Fiだけでなく4G/5Gなど回線の不安定な場面も想定する必要があります
その中で、表示が3秒以上かかると半数以上のユーザーがページを離脱するとも言われています。

⏱ Googleの調査によると、ページの読み込みに3秒以上かかると、約53%が離脱するとのこと。

表示速度が遅いというだけで、「なんか重いな」「信用できなさそう」と思われてしまうのは本当にもったいないことです。
一方で、ページがサクサク開くだけで信頼感が生まれ、CVR(コンバージョン率)も上がりやすくなります


  • Googleの検索評価はモバイル版を基準にしている(MFI)
  • SEOスコアに影響するCore Web Vitalsはスマホ表示で特に重要
  • スマホユーザーは表示が3秒以上遅いとすぐに離脱してしまう

つまり、モバイル最適化=SEO対策かつユーザー満足度アップの鍵なのです。


次の見出しでは、エックスサーバーならではの「モバイル表示を速くする具体的な設定」をご紹介していきます。
ぜひこのまま読み進めて、あなたのサイトの表示速度をレベルアップさせましょう!

エックスサーバーで高速化する3つのモバイル特化設定

モバイル

エックスサーバーには、スマホ表示に特化した高性能な高速化オプションが揃っています。
ここでは、モバイルでの表示速度をグッと引き上げてくれる、特に重要な3つの設定について解説します。

どれも管理画面から数クリックで有効化できるものばかりなので、ぜひ実践してみてください。

HTTP/3+QUICを有効にして通信レイテンシを削減

HTTP/3(QUIC)は、Googleが開発した最新の通信プロトコルです。

従来のHTTP/2と比べて、接続までの時間(レイテンシ)が大幅に短縮され、スマホ環境でも素早くページを読み込めるようになります。

🔍 特に4G/5G通信でページを開く場合に、通信の最初の“つかみ”が早くなるため、体感速度が大きく向上します。

✅ 設定手順(Xserverサーバーパネル)

  1. サーバーパネルにログイン
  2. Xアクセラレータ」をクリック
  3. HTTP/3(QUIC)設定」を「有効」に変更
  4. 数分後、反映完了

💡QUICが有効になると、開発者ツール(Chromeなど)で h3 と表示されるようになります。

LSAPIとOPcacheでWordPressの初期表示を短縮

次に、WordPressの処理速度を上げる設定です。
エックスサーバーでは、PHPの実行方式に「LSAPI(LiteSpeed Server API)」が使われており、これは従来のCGIやFastCGIと比べて非常に高速&安定しています。

さらに、OPcache(PHPスクリプトのキャッシュ機能)も同時に有効化されており、サーバーが一度読み込んだPHP処理結果を再利用することで、WordPressの表示速度を格段に上げてくれます。

✅ チェック方法

  • サーバーパネル >「PHP Ver.切替」で、「php8.x(LSAPI)」が選ばれていればOK
  • OPcacheは標準で有効なので、特別な操作は不要です

💡 「php7.4」以前の設定のままだと、OPcacheの恩恵が受けられないことがあるので要確認!

Xserver CDNで画像軽量化&Lazy Loadを自動化する

画像は、モバイル表示のパフォーマンスに最も大きな影響を与える要素です。
エックスサーバーでは、無料で使える独自CDN(コンテンツ配信ネットワーク)が用意されており、これを使えば画像の軽量化や遅延読み込み(Lazy Load)が自動で実現できます。

✅ 主なメリット

項目 内容
WebP変換 画像を軽くて高画質な次世代フォーマットに自動変換
Lazy Load 画面に表示されるまで画像を読み込まない=読み込み高速化
日本国内CDN 物理的に近いサーバーから配信されるのでスマホでも速い

✅ 設定手順(Xserver CDN)

  1. サーバーパネル >「Xserver CDN」
  2. ドメインを選択し「有効化」
  3. 詳細設定で「画像自動変換(WebP)」や「Lazy Load」をONに

💡 自動で画像最適化ができるので、プラグインでの画像圧縮が不要になるケースもあります。


  • HTTP/3(QUIC)はスマホ通信環境に特に効果的
  • LSAPI+OPcacheでWordPressの処理速度が格段にアップ
  • Xserver CDNは画像軽量化&Lazy Loadまで自動化してくれる便利機能

この3つを有効にするだけでも、スマホ表示の体感速度は大きく改善されるはずです。

次の章では、WordPress側でやっておくべき“モバイル表示の最適化”ポイントを解説していきます!

WordPress側の最適化ポイント|テーマ・画像・スクリプトを見直そう

モバイル

エックスサーバーの高速化設定を活かすには、WordPress本体側の最適化もセットで行うことが重要です。
どれだけサーバー側が速くても、テーマや画像、スクリプトが重ければ表示スピードは頭打ちになります。

ここでは「テーマ・画像・スクリプト」という3つの観点から、モバイル表示を最適化するための具体的な方法を紹介します。

レスポンシブ対応テーマを選び、表示崩れを防ぐ設定とは

まず見直すべきはテーマ選びです。
モバイル最適化を意識するなら、完全レスポンシブ対応であり、かつ軽量設計のテーマを選ぶのが基本です。

✅ 避けたいテーマの特徴

  • 画像スライダーが多く重い
  • 不要なjQuery依存が多い
  • モバイル表示でレイアウトが崩れる(ピンチ操作や横スクロールが必要になる)

もし現在使用しているテーマに心当たりがあれば、「Cocoon」「SWELL」「Lightning」など、表示スピードとモバイルUXに優れた国内テーマへの変更を検討するのもおすすめです。

💡テーマを変更せずに最適化したい場合は、モバイル専用のレイアウトやカスタムCSSでの調整が効果的です。

WordPressテーマ

悩んでる人 WordPress始めてみたんだけど、テーマって結局どれにすればいいの?無料のもあるし、有料もあるし…違いがよくわからなくて、手が止まっちゃってるんだよね。 Noritoism その気持ち、すご[…]

モバイル通信を考慮した画像圧縮&次世代フォーマット活用

スマホユーザーにとって、画像の重さ=ページの重さです。

表示速度が遅くなる最大の原因のひとつが画像なので、ここを改善するだけでLCP(メインコンテンツ表示速度)が劇的に向上します。

✅ 画像最適化のチェックリスト

  • 画像サイズは1枚100KB以下が目安(最大でも300KB程度)
  • 「.jpg」「.png」ではなくWebPやAVIFなどの次世代フォーマットを使用
  • 画像圧縮には「EWWW Image Optimizer」や「TinyPNG」などのプラグインが便利
  • サーバー側でXserver CDNの画像自動変換(WebP)機能を有効にしておくとさらにラク
フォーマット 特徴 推奨用途
WebP 高圧縮・高画質・対応ブラウザ多い 汎用的に最適
AVIF さらに高圧縮・やや非対応あり 将来性あり、Lighthouseスコア重視時に有効

不要なCSS・JSを減らしてスマホの読み込みを高速化する方法

WordPressテーマやプラグインを複数入れていると、使っていないCSSやJavaScriptも読み込まれてしまうことがあります。

これが表示速度の足を引っ張る原因に。

✅ 改善方法

  • 使用していないブロック・機能を無効化する
    → 「Asset CleanUp」「Perfmatters」などで不要リソースを除外
  • Critical CSSを自動生成
    → 「LiteSpeed Cache」や「Autoptimize」で上部コンテンツのCSSのみ先読みさせる設定が可能
  • jQuery依存を避けるテーマや設計に変更する

💡 特にスマホでは、読み込みが分割されていると表示の遅れやズレ(CLS)につながりやすいので、ファーストビュー部分はできるだけ軽くしておくのがポイントです。


  • テーマは完全レスポンシブ&軽量設計が基本
  • 画像は圧縮+次世代フォーマット(WebP/AVIF)を併用すると効果大
  • CSS/JSは必要最小限に絞り、Critical CSSで初期表示を高速化

WordPress側の設定を見直すだけで、エックスサーバーの高速化機能が“フルに活きる”ようになります。
ここまでできれば、スマホ表示のストレスはかなり軽減されているはずです。

次は、モバイル最適化に強いおすすめプラグインを紹介していきます!

モバイル最適化に効くおすすめプラグイン5選【初心者OK】

モバイル

ここまでサーバー側とWordPress本体の最適化を解説してきましたが、「あとひと押し」のパフォーマンス改善をしたいなら、プラグインの力を借りるのが近道です。
特にモバイル表示では、読み込みスピード・データ軽量化・視覚的なズレ防止が重要になります。

ここでは、初心者でも導入しやすく、エックスサーバーとの相性も良い「モバイル最適化に特化したプラグイン」を5つ厳選してご紹介します。

LiteSpeed Cacheのモバイル向け設定例(QUIC.cloud連携)

LiteSpeed Cache(LSC)は、WordPressの表示速度をトータルで底上げできる最強クラスのプラグインです。
モバイル表示にも強く、画像遅延読み込みやCritical CSS生成など、多くの最適化を1つのプラグインで一元管理できます。

✅ モバイル向け注目機能

  • 画像のLazy Load(遅延読み込み)
  • 自動でCritical CSS生成→CLS対策に効果あり
  • QUIC.cloud連携によるCDN配信で体感速度アップ

💡 エックスサーバーでも動作しますが、LiteSpeed WebサーバーではないためCDN連携(QUIC.cloud)は制限あり
画像遅延やCSS最適化だけでも十分効果が出るので、それだけ使ってもOKです。

FlyingPressやWP Rocketはスマホ表示と相性が良い?

FlyingPressWP Rocketは、いずれも有料ですが、直感的なUIと自動最適化精度の高さが魅力のキャッシュ&高速化プラグインです。

特にスマホ表示においては、次のような点が評価されています。

項目 FlyingPress WP Rocket
Lazy Load ○ 高速・シンプル ○ 安定・確実
Critical CSS ◎ 自動生成&プリロード対応 ◎ 自動生成+遅延読み込み
スクリプト遅延 ○ 各JSごとに遅延設定可能 ○ 使用率高いJSはプリセットあり

💡 どちらもLiteSpeed Cacheと併用は不可(競合します)ので、必ずどちらか一方を選びましょう。

AMP不要時代のFCP/LCP改善テクニックとは

一昔前は「AMP(Accelerated Mobile Pages)」がモバイル高速化の王道とされていましたが、現在ではAMPは必須ではありません
むしろ、独自のデザインやJavaScriptが使えないなどの制限も多く、「正しく最適化された通常ページ」で十分な速度を出す方が好まれています

✅ AMPなしでもスコアを上げるコツ

  • 画像をできるだけ軽く+Lazy Load対応(プラグインでOK)
  • CSS/JSは必要最小限に、遅延読み込みや縮小を活用
  • ファーストビューに表示される要素は、できるだけHTML/CSSベースで直描き

💡 つまり、AMPプラグインに頼らずとも、LiteSpeed CacheやFlyingPressを使えばモバイル最適化は十分可能です。

その他のおすすめ:補助的に使える軽量プラグイン

高速化の「土台」は上記のいずれか1つでOKですが、必要に応じて以下のような補助的プラグインを併用するとさらに効果的です。

プラグイン名 主な用途 メモ
Autoptimize CSS・JS・HTMLの結合&圧縮 他のキャッシュ系と組み合わせやすい
Async JavaScript JSの読み込みタイミング調整 FCP対策に有効
EWWW Image Optimizer 画像圧縮・WebP変換 自動化できて初心者でも扱いやすい

  • LiteSpeed Cacheは万能型。サーバー非依存で使いやすく、特にCLS改善に強い
  • FlyingPress / WP Rocketは有料だが設定が簡単で効果も高い(ただしLiteSpeed Cacheとは併用NG)
  • AMPはもう不要。“正しい最適化”で通常ページでも十分速くできる
  • 補助的にAutoptimizeやEWWWなどを活用すると、さらに安定した高速表示に

次は、こうして導入した最適化が本当に効果を出しているか?を測定するための無料ツールとチェックポイントを解説していきます!

表示速度の改善を可視化!無料ツールでチェックすべき指標

モバイル

どれだけキャッシュ設定や最適化をしても、それが本当に効果を発揮しているかどうかは“見える化”しないとわかりません。
特にモバイル表示の高速化は、体感の速さ+Googleの評価(Core Web Vitals)の両面でチェックすることが大切です。

ここでは、誰でも無料で使える便利な計測ツールと、確認すべき重要な指標について解説していきます。

PageSpeed Insightsのスコアをどう読む?LCP・CLSの見方

Google公式の表示速度チェックツール「PageSpeed Insights(PSI)」は、実際のユーザー体験をもとにしたスコアを出してくれるのが特徴です。
モバイルとPC両方の表示速度を測れるので、モバイル最適化の確認にも最適です。

✅ 注目すべき3つの指標

指標名 内容 理想値
LCP(Largest Contentful Paint) メインコンテンツの表示速度 2.5秒以内
CLS(Cumulative Layout Shift) レイアウトのズレの度合い 0.1未満
TBT(Total Blocking Time) 処理の待機時間(JSなど) 200ms未満

💡 スコアの色分けは以下の通り:
緑(90点以上)=高速/黄(50〜89点)=平均/赤(49点以下)=要改善

PSIでは「改善できる項目」も一覧で表示されるので、画像サイズの最適化やJSの読み込み改善などが一目瞭然です。

Chrome DevToolsとLighthouseで問題箇所を発見する手順

ブラウザ「Google Chrome」には、開発者ツール(DevTools)+Lighthouse機能が標準搭載されています。これを使えば、実際のページがどこで遅くなっているか、より詳細に診断可能です。

✅ Lighthouseの起動方法

  • Chromeで対象ページを開く
  • 右クリック →「検証(またはF12)」
  • 上部メニューの「Lighthouse」を選択
  • デバイスを「Mobile」にして「分析開始」

✅ チェックできる内容(一例)

  • 初期表示までの時間(FCP/LCP)
  • レイアウトシフトの場所(CLS)
  • JavaScriptやCSSのブロッキング時間(TBT)

💡 Lighthouseはローカル環境での測定なので、実際のユーザー体験(PSIのフィールドデータ)と併用するのが理想です。

GTmetrix&WebPageTestで詳細なパフォーマンス診断

もっと深くサイトの読み込み挙動を分析したい場合は、GTmetrixWebPageTestなどの専門ツールもおすすめです。

✅ GTmetrixの特徴

  • 接続元の国や端末(モバイル含む)を指定してテスト可能
  • タイムライン表示で「どのリソースがどの順番で読み込まれたか」まで可視化
  • TTFB(最初の応答速度)も確認可能

✅ WebPageTestの特徴

  • 複数回計測(3回以上)し、ばらつきを分析
  • ファーストビュー・セカンドビューの違いを比較可能
  • Locationやブラウザ環境も細かく指定できる

💡 とくにモバイル表示では、「ファーストビューに必要な要素が遅れてないか」をタイムラインで確認するのが有効です。


  • PageSpeed InsightsはGoogle公式&簡単。スコアと改善提案が見やすく初心者向け
  • Lighthouse(DevTools)はローカル検証向き。JSやレイアウトの問題を細かく発見できる
  • GTmetrix/WebPageTestは技術寄りの分析が可能で、より深く原因を探りたい人におすすめ

こうしたツールを活用すれば、「なんとなく速くなったかも?」から、「数値で見ても改善されている!」という実感に変えることができます。
次は、設定や最適化で起こりがちなエラーやトラブルについて、対処法とともに解説していきます!

よくあるトラブルと解決法|モバイル最適化Q&A集

モバイル

モバイル最適化を進めていると、設定やプラグインによって意図しない不具合や表示崩れが起きることも少なくありません。
ここでは、実際によくあるエラーやトラブルについて、原因と具体的な解決策をQ&A形式でまとめました。

キャッシュ系プラグインの競合を見極めるには?

複数のキャッシュ・最適化プラグインを入れたら表示がバグった…どうすれば?
キャッシュ系プラグインは重複すると競合が発生する可能性が高いです。とくにCSSやJSの圧縮・読み込み順制御などが重なると、レイアウト崩れや読み込みエラーの原因になります。

✅ 対処法

  • 使うプラグインは「1つだけ」に絞る(例:LiteSpeed Cache or FlyingPress or WP Rocket)
  • 残りは無効化または削除する
  • 一時的にすべてのキャッシュを削除(クリア)して動作確認を行う

💡特に「LiteSpeed Cache × Autoptimize」や「FlyingPress × Async JS」などは機能が被るため非推奨の組み合わせです。

広告やフォントでCLSが悪化する場合の対処法

Core Web Vitals の CLS(レイアウトのズレ)が高くて困ってる。広告やフォントが原因って本当?
はい、その可能性が高いです。広告の読み込みやWebフォントの遅延読み込みは、画面のレイアウトを後から変化させてしまうため、CLSが悪化する主な原因になります。

✅ 広告に対する対処法

  • 広告枠にあらかじめ高さを指定しておく(例:min-height: 250px)
  • Lazy Load広告を使う場合もスペース予約を意識

✅ フォントに対する対処法

  • font-display: swap; を指定して、表示の遅延を防ぐ
  • Google Fontsはできるだけ事前読み込み(preload)+必要最小限に

💡 フォント読み込みの工夫だけで、CLSスコアが0.2→0.02まで改善された事例もあります。

テーマやプラグイン更新後のレイアウト崩れ修正テクニック

テーマやプラグインを更新したら、スマホで表示が崩れるようになったんだけど…?
WordPressでは、テーマやプラグインのアップデートによってCSSやテンプレート構造が変わることがあります。特にモバイル表示に影響を与える要素(ヘッダー、メニュー、画像周り)で不具合が出やすいです。

✅ 解決方法

  • まずはブラウザキャッシュとキャッシュプラグインをすべてクリア
  • 表示崩れの場所を特定し、CSSの上書き(カスタムCSS)で修正
  • それでも直らない場合は、子テーマを使用してレイアウトを微調整するのが安全です

💡 更新の前には、バックアップを取っておく or ステージング環境でテストするのがベストです。

トラブル 主な原因 対策
キャッシュ競合 複数の最適化プラグイン 1つに絞る・不要なものは削除
CLS悪化 広告の遅延表示/Webフォント 高さ予約・font-display: swap
表示崩れ アップデート後のスタイル変更 キャッシュクリア+CSS調整

「高速化」や「最適化」は効果が高い分、設定ミスも起こりがちです。
困ったときは一度設定を整理し、「重複している処理はないか」「表示が変わる要素はどこか」を冷静にチェックするのが解決の近道になります。

まとめ|エックスサーバー×WordPressでCVRを最大化する一手

この記事では、エックスサーバーとWordPressを組み合わせてモバイル表示を最適化する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説してきました。
SEO対策としてだけでなく、ユーザー体験(UX)とCVR(コンバージョン率)を向上させるためにも表示速度は非常に重要です。

最後に、ここまでの要点を一気におさらいしておきましょう。


モバイル最適化が必須な理由

  • Googleの検索順位はスマホ版ページを基準に決まる(モバイルファーストインデックス)
  • 表示速度は**Core Web Vitals(LCP・CLSなど)**としてSEOに反映
  • スマホ表示が遅いと、離脱率が跳ね上がりCVRも低下する

エックスサーバーでやるべき3つの高速化設定

  • HTTP/3+QUICをONにして通信遅延を減らす
  • LSAPI+OPcacheでWordPressの処理速度を底上げ
  • Xserver CDNで画像の軽量化とLazy Loadを自動化

WordPress側の最適化ポイント

  • テーマは完全レスポンシブ&軽量設計が基本
  • 画像は圧縮&WebP/AVIF対応で通信量を削減
  • 不要なCSS/JSは排除し、Critical CSSで初期表示を高速化

導入しておきたいおすすめプラグイン

  • LiteSpeed Cache/FlyingPress/WP Rocketはいずれか1つに絞って導入
  • 補助的に「Autoptimize」「EWWW Image Optimizer」も活用可能
  • AMPは不要。正しく最適化すれば通常ページでも十分な速度が出せる

改善結果はツールで見える化する

  • PageSpeed Insights/Lighthouse/GTmetrixで具体的にスコアを確認
  • 特にスマホ表示ではLCP・CLS・TBTに注目することが大切

よくあるトラブルと対処法も知っておくと安心

  • キャッシュ競合 → 最適化プラグインは1つだけに絞る
  • CLS悪化 → 広告の高さ指定・フォントの最適化
  • 表示崩れ →キャッシュ削除+CSSの微調整

「サイトが速くなる=Googleから評価され、ユーザーに選ばれる」という仕組みを理解し、実践していくことで、表示速度は“技術的な話”ではなくビジネス成果に直結する武器になります。

ぜひ今回ご紹介した設定やツールを活用しながら、あなたのサイトのモバイル体験を、ひとつ上のステージへと引き上げていってください!


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